~本・書籍裁断サービス!業務用裁断機で大型本も一発裁断!自炊をもっと手軽にします~

熟練の作業員が語る裁断機とは

20年裁断業務に撤し、私が思う事は大小様々ありますが、その中でも印象に強い事があります。

それは・・・

やはり、危険とは背中合わせの作業だ、という事です。

鉄の体躯に指先が触れるだけで切れてしまうほど鋭利な刃物を抱えているのですから、

頭で考えても安全なモノとは少々掛け離れた感があるのは言うまでもありません。

が、ただそれだけでは無いのです。

家庭用にしろ、安全装置を始め極力怪我や事故等が起きぬ様、メーカーはその仕様に企業努力を注ぎ続けています。私が愛用している業務用にしても、然り。

しかし、やはり刃物を抱えた機械です。

私の父は、この“鋭利な刃”で、何度か怪我をしました。

記憶に新しいのは、足の親指を切った時のことです。

皆さん、刃というのは、使い続ける限りどんどん摩耗し擦り減り、切れづらくなるのはご存じだと思います。

台所を担うお母様方は料理包丁を、休日のDIYを楽しむお父様方はカッターやのこぎりの刃で同様に思われたことでしょう。

当然、裁断機と言えど家庭用・業務用問わず、使用すればするほど刃というのは摩耗し擦れていく。

なので当然、ある一定の時期が来たら交換と成る訳ですが・・・

ここで私の父は怪我をしました。

当ブックカット ジャパンには業務用研磨機といいまして、読んで字のごとく刃を研ぎ上げる機械があります。なので、業者に研磨を依頼する事はありません。

よって、私の父は当時、古い刃を研磨機へ、新しい刃を裁断機(断裁機)へ取り付けようと、刃を持って移動していたまさにその時、前日の雨で足下が滑り、誤って持っていた刃で自らの足の指を切ってしまったのです。

幸い切断には至らず、何針か縫うだけで事無きを経ましたが、あの、鋭利な刃で切ってしまったものですから、傷薬を塗って絆創膏を貼る程度で済むはずはありません。

あまり想像させたくはありませんが、私は今でも現場に座り込み、足下の一面が流血で真っ赤に染まっている光景を忘れる事が出来ません。

また、その時の裁断機(断裁機)や刃物等で取引のあった会社の担当者は、

手の指が9本しかありませんでした。

父に後日尋ねると、やはり、まだ安全装置等が今のように発達する以前の仕様で、本人の不注意も重なり起きた裁断機(断裁機)での事故、ということでした。

なので、私は思うのです。

家庭用といっても、安全装置・機構がどれだけ発達しても、

“刃の交換”だけは避けて通る事が出来ません。

そこで私は、家庭に裁断機がある光景を想像します。

買ったばかりの頃はスパスパと快適に切れています。これは楽しい。

しかし、次第に切れが悪くなり、力ばかりが必要になります。

終いには、力で裁断しても小口(カット面)にかなりの圧着が残ります。

バラシ作業をしても中々バラされず、また裁断面がギザギザの鋸の刃の様になります。

もう、限界かなぁ・・・

ここで刃の交換を思い立ちます。

刃は研ぎに出すもよし、新品を買うもよし。

家に新刃が届きます。

さっそく刃の交換を・・・

とその時、持ち方や交換の手順を誤ったら。

その時、携帯の着信が成り思わず刃のことを忘れて話し込んだり、お鍋が吹いて慌てて台所へ走ったり、玄関チャイムが鳴ったりなど、新刃をどこかに置いて応対に出ている間、知らず知らずの内に赤ちゃんや幼児が触れたり、落としたりしたら。

思わず、ゾッとします。

しかし、刃は必ず擦れて切れなくなるのです。

私にも3人の子供がいます。

長男はもう中学生に成ろうかとしておりますが、乳幼児期や年少の頃は人並みにヒヤっとさせられた事は枚挙に暇がありません。

裁断機(断裁機)で仕様する刃で万一の事があれば・・・

ヒヤっとじゃ済まされない重大事故に繋がっていたかも、

とこの仕事をしていて思わなかったことはありません。

大人ですら、重大事故と背中合わせで付き合っているのです、子供ならなおのこと。

裁断機(断裁機)のオペレータとして、もう20年が過ぎようとしておりますが、

やはり、いつになっても機械である以上メンテナンスフリーというわけには行かず、

また、作業に当たっては必要以上に安全への取り組みをして参りました。

自炊を楽しんでおられる方々、“裁断”という課程だけは、どうぞ専門の業者・サービスをご利用になり、今後も末永く安全で楽しい自炊を続けられますよう、心よりお願い申し上げます。

かく言う私も、自炊が楽しくてなりません!

今後も自炊を楽しみながら続けます!

ブックカット ジャパン 代 表 布勢 勝基

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